『目の玉日記』立鑑賞
『目の玉日記』を立ち読み。
オモロイけど、読んでて辛かった。
ERは飯食いながら見られるのに、今回は読み終えるまで2回休んだ。
(買って読めよ!)
小林よしのりが白内障になり、手術を受け、目が見えるようになったことを克明にマンガで描かれている。
ワタシは視力が悪いので、失明する恐怖が一縷ある。
視力を測定するたびに悪くなることに気付くと、この想いを抱く。
そのせいか、この本を読んでいると追体験してしまい、(飯食った直後のこともあるが)苦しくなり、膝がガクガクして、腰が抜けそうになった。だから、仕方なく、休んだ。
最後の休憩は終わりまで10ページほどのところで。どうしても我慢できず、背もたれによりかかり、なるべく上を向いて必死に休んでいたのだ。
小林よしのりは普段あまり読まないし、あまり好きでもない。
なぜこの本を手に取ったのか不思議だが、一気に読み終えた。
マンガという手段で、白内障が進み、ものの見え方がおかしくなっていく過程が、そして自分のウィークポイントである目にメスをいれる場面が描かれるとこんなにリアルなのだ。
そのマンガを見ているのも目であるということにもハッとする。
ネタバレだが、ラストに小林は自分の目が見えることに感謝し、景色の美しさに感動し、自分の生活習慣までも変えてしまった。太陽の光を避けるように生きていた生活を一変し、朝起きてまず太陽の光を浴びて一日をはじめるようになった。
この作品は好きだ。目が見えることに感謝。