2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『椿三十郎』

『椿三十郎』時代劇を利用したスパイ映画。わかりやすい痛快活劇。面白い。 ラストの血が噴き出すシーンはインパクトあるが、この作品は決してそれだけではない。 互いに相手の裏をかいていくのを観るのは楽しい。 助け出された城代家老の家族ののんびりした…

『タクシードライバー Taxi Driver』

『タクシードライバー Taxi Driver』「負け犬」と自覚しながらも、何かを成し遂げたいと思いながらタクシーを運転する日々。カリフォルニアの犯罪温床地区を運転するたびに、この地区の無法さに苛々していた。 しかし、ある日銃を手に入れることにより、生活…

『用心棒』

『用心棒』時代劇なんだけど、話が凝っていて、引き込まれる。無頼の用心棒が丸く収める話なんだけど、善と悪の2元だけで考えるのではなく、どちらでもない第3の方法で収める。土俵の上のどちらかに味方するのではなく、土俵ごとひっくり返してしまった感…

『ハスラー The Hustler』

『ハスラー The Hustler』ハスラーってビリヤードやってる人のことかと思っていたけど、本当の意味は詐欺師ということを知った。才能があるにもかかわらず、自分の力を過信し、危うく金を稼ぐ者の成長の物語。 愛で成長するのだ。モノクロなので時間の経過と…

『父親たちの星条旗 Flags of Our Fathers』

『父親たちの星条旗 Flags of Our Fathers』初イーストウッド作品。物語として面白い。激戦と言われた硫黄島の戦いを起因とする様々な個人の問題を孕んで顕示した作品。 単に戦争の是非を問うだけではなく、生と死、大衆操作、事実と嘘、戦後の生活、仲間と…

『勝手にしやがれ A bout de souffle』

『勝手にしやがれ A bout de souffle』初ゴダール。 ファッションがいいな。テンポ良く、翻弄する男に合わせるように物語は展開する。 飽きない。コロコロ変わる態度、心情にこちらも戸惑う。 「なぜ」が重なる。 相手と駆け引きするように自分も態度を変え…

『地獄の黙示録 Apocalypse Now 』

『地獄の黙示録 Apocalypse Now 』ワーグナーの曲に乗せての総攻撃は圧巻。圧倒的な迫力の「攻撃」。 前半の「動」に比し、後半は「静」。 まったく異なる作品をつなぎ合わせたかのよう。ベトナム戦争の米軍の実態が生生しい。 プレイガールの慰問、指揮官の…

『赤ひげ』

『赤ひげ』傑作ヒューマンドラマ!!話がかなり練られているのがわかる。医師の現場を通じて、個人の生と死、生き様、人生をを丁寧に描く。三船の素晴しさは文句無し。 加山雄三が演技しているのを初めて見たが、演技度と役柄が見事にマッチしている。 観るべ…

『ショーシャンクの空に The Shawshank Redemption』

『ショーシャンクの空に The Shawshank Redemption』周りの評判が非常にいいので、大いに期待して観た。実際観てみると、それほどとは感じず。暖かいヒューマンドラマを想像していたが、オトコ臭い友情の話で、最後はどんでん返しでハッピーエンド。ラストの…

仲谷→マジカル

俳優の仲谷昇さんが死去 演劇集団円の代表で、俳優の仲谷昇(なかや・のぼる、本名・仲谷昇流=なかや・のぼる)さんが、16日午前7時22分、死去した。77歳。葬儀は近親者のみで行い、後日、劇団葬を行う予定。喪主は未定。 東京生まれ。1950年に…

『二十四の瞳』

『二十四の瞳』 初めての木下恵介作品。名作。泣ける。ホロリとくる。子供たちの表情や仕草、言葉が愛おしい。 子供たちが歩いて先生のお見舞いに行く姿なんか冒険で、心配でならない。 可愛らしいな。原作は読んだことないが、瀬戸内の情景と歌声の効果が絶…

口が軽い

mixiで19歳が飲酒運転を告白 大学が「指導不十分」と謝罪 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)最大手の「mixi」上で、19歳の大学生が日記で飲酒運転を告白して批判を浴び、大学側が「指導の不十分さを深く反省する」などとする文章をWebサイトで公表…

『太陽がいっぱい PLEIN SOLEIL』

『太陽がいっぱい PLEIN SOLEIL』 碧い海、照りつける太陽、心地よい航海で起きる殺人。 嘘を嘘で塗り固め、幸せの絶頂へ上っていくのと同時に、捜査の手は広がっていった。「太陽がいっぱいだよ」の台詞が堪らない。心地よい景色とサスペンスのアンバランス…

『アニー・ホール Annie Hall』

『アニー・ホール Annie Hall』ウディ・アレン作品。大人の恋の話なんだけど、あまり好みではなかった。 公開時の時事的なギャグだったり、アメリカの暮らしぶりだったりと、その場にいないとわからないことが多いと思った。ウディ・アレンの飄々とした感じは…

押尾学と矢田亜希子が入籍 熱愛が伝えられていた俳優の押尾学(28)と女優の矢田亜希子(27)が入籍していたことが13日、分かった。矢田の所属事務所によると、矢田は結婚後も女優業を続ける。妊娠はしていないという。 押尾と矢田は昨年4月のTBS…

『生きる』

『生きる』55年前の黒澤作品。率直な感想は、現実を忠実に映しているということ。なにも役人に限ったことではないと思うが、反面教師とすべき。 この作品を観て、死ぬ間際になって生きがいを見出したり、後悔をしないように生きるべきではなく、毎日、一日…

『ゴッドファーザーパート3 The Godfather Part ?』

『ゴッドファーザーパート3 The Godfather Part ?』ついに完結。マフィアとしての強さと弱さを顕示した作品。 ファミリーのドンとしてマフィアだけでなく、本当の家族も守ろうとする。 しかし、上手くいかないのだ。オペラが進む中で事が進んでいく過程は圧…

『ミッションインポッシブル2 Mission: Impossible II 』

『ミッションインポッシブル2 Mission: Impossible II 』 やっぱり楽しいスパイ映画。盗られたものを取り返すストーリー。 ベタだけど面白い。 製薬会社はみんなこんなことを考えているのか?トムことイーサンのための映画なんだけど、力入ってるのは感じる…

『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』

『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』我が人生最高のドラマと言ってもいいほど大好きなドラマの完結編。 実に楽しかった。 もちろん笑える楽しさもあるが、ドラマとしての出来も満足。キャッツアイのメンバーが成長していく姿に、純粋に励まされる。 世…

漠然とした不安

人気タレントの吉岡美穂(26)と3人組バンド「SHAZNA(シャズナ)」のボーカル・IZAM(イザム=34)が結婚することが8日、スポーツ報知の取材で分かった。 (2006年11月9日06時08分 スポーツ報知) 「また、だまされちゃったか」って思った…

『時計じかけのオレンジ A Clockwork Orange』

『時計じかけのオレンジ A Clockwork Orange』初めてのキューブリック。主人公アレックスの行動や同情で感情が激しく揺さぶられる。 非難の気持ちになったり、悲しくなったり、痛くなったりと忙しい。 まして性と暴力とクラシックと派手な色彩が多用され、如…

『セーラー服と機関銃』

『セーラー服と機関銃』ドラマのほうは観てないけど、話題づくりにと観る。 ウンナンによると、日本中が観ていたとのこと。佳作。ストーリー展開があまりに突飛であれよあれよという間に進む。 繋がりが薄い感じがした。 結構無理に人が死ぬのが腑に落ちない…

『ゴッドファーザーPart? The Godfather Part II』

『ゴッドファーザーPart? The Godfather Part II』大長編。スケールが大きすぎる。ヴィトのエピソードとマイケルのドンとしての行動を織り交ぜて物語は進行する。 街を全体をセットにするスケール感、複雑でスリルに富んだ駆け引き、ドキュメント感たっぷり…