りゅーよー

気になったので、小ネタですが投稿。


 早大教授の私的流用を認定、調査委が中間報告

研究費不正受給問題で会見し、厳しい表情の白井克彦・早大総長 早稲田大学理工学部の教授による研究費不正受給を調べていた調査委員会(委員長・村岡洋一副総長)は23日、中間報告を発表した。

 報告書によると同学部の松本和子教授(56)は架空のアルバイト料約1472万円を不正受給、うち900万円で投資信託を購入するなど1010万円を私的に流用した。またバイオ関連企業との間で約2343万円の不明朗な取引があった。

 同大は不正の全容が判明した段階で同教授を処分する。研究現場で不正が相次いでいる背景には、科学技術予算が急増する一方で、運用に関する各大学、文部科学省のチェック体制が追いついていない実態がある。政府の総合科学技術会議や同省は、防止策の強化を早急に検討する。

 同委員会は今年4月の内部告発をきっかけに調査を始めた。同大は1999〜2003年度にかけ、松本教授の請求に基づき、延べ68人の学生に計約3127万円のアルバイト料を支払った。しかし同委員会が事情を聞いた6人は、いずれも実際には働いておらず、銀行口座に振り込まれた計1472万円は松本教授の個人口座に還流していたことがわかった。

 2002年にはこの還流資金のうち1010万円を引き出し、900万円で投資信託を購入した。投資信託の残高は現在約983万円に増えている。

 同教授は委員会の調査に対し、「不適切な会計処理を反省しおわびする」と謝罪。不正受給した研究費は「学生の旅費や、実験材料の購入に充てた」と説明し、不正請求分は返還すると申し出ている。同大も「不正と確定したものは、時効を問わず返還させる」としている。

 松本教授が不正に受給した資金は、DNA解析装置の研究委託費として文部科学省から支出された科学技術振興調整費など。

 また松本教授が非常勤取締役だったバイオ関連企業との取引を調べたところ、02〜04年の取引約7391万円のうち、約2343万円分が不明朗な支出と判明した。松本教授は「架空取引を依頼したことはない」と説明しているという。

 松本教授は02年から今年1月まで、国の科学政策の司令塔である総合科学技術会議(議長・小泉首相)の議員だった。3月からは文部科学省の研究不正防止を検討する委員会の主査代理を務めたが、今月2日に辞任している。

(2006年6月23日22時44分 読売新聞)

流用方法がセコイというか、しっかりしてるというか、資金を元に増やそうとしておる。男だったら、愛人に使ったり、競走馬買ったり、ギャンブルに遣ったりと、今ある金を無駄に遣う。しかし、この人は元手がタダなのだから、もっと増やしちゃえとしてた。普通に預金するより増えるしな。これが男女の違いか。

記事を見てたら新たな疑惑が。


早大・松本教授に論文データねつ造疑惑、学会が調査へ

 研究費の不正受給が問題になっている早稲田大学の松本和子教授の論文にデータねつ造の疑いが指摘されているとして、日本化学会は調査に乗り出すことを決めた。

 松本教授の研究を巡っては、早大当局が、2001年に米化学誌に掲載された論文にデータねつ造の疑いがあるとして、調査をすでに始めている。同学会の調査はこれを受けたもので、専門家による予備調査を行った上で、疑惑の真偽を審理する委員会を近く設置する。

データねつ造の疑惑が持たれている米化学誌の論文は、金属元素テルビウムを含む「テルビウム錯体」と呼ばれる化合物を合成し、高感度の試薬として生体分析などに使うというもので、研究は中国人研究者と共同で行われた。

(読売新聞) - 6月29日3時10分更新

悪い奴、か。


<研究費不正使用>早大、松本教授が辞表 白井総長減俸処分
 早稲田大理工学部(理工学術院)の松本和子教授による公的研究費不正使用問題で、早大の白井克彦総長は28日会見し、松本教授から辞表が提出されたと発表した。同学術院が教授の懲戒処分を検討中で、理事会は辞表を受理せずに預かった。松本教授は理事会に対し「私的流用はしていないが、ご迷惑をかけた」と述べ、研究室にある研究費は返却し研究を中止すると説明したという。
 また、理事会は監督責任があったとして、同日付で白井総長を役職手当3カ月分の減俸処分とし、村岡洋一常任理事を研究推進担当業務から解任した。さらに、04年に不正使用疑惑が浮かんだ際、必要な報告を怠ったとして、逢坂哲弥研究推進部長を解任、足立恒雄理工学術院長ら4人を厳重注意した。村岡氏は同日、理事を辞任した。
 一方、松本教授は同日、国際純正・応用化学連合(IUPAC)の副会長職を辞任し、08年に予定されていた同連合会長職への就任を辞退する意向を日本学術会議黒川清会長)に伝えた。
 IUPACは世界65カ国の化学者が加盟する国際団体。学術会議化学委員会などが松本教授を会長候補に推薦、昨年8月の選挙で会長に選ばれた。1919年のIUPAC設立以来、初の女性会長となる予定だった。【山田大輔
毎日新聞) - 6月29日3時8分更新

元偉い人、「私的流用はしていないが、ご迷惑をかけた」。まだ白を切るのか。