決勝、決まる

早実、悲願の夏制覇=斎藤4連投、13奪三振・無四球−全国高校野球

 エース斎藤が驚異の4日連続完投で早実を悲願の初優勝に導いた−。21日、甲子園球場で行われた第88回全国高校野球選手権大会の決勝戦再試合で、早稲田実西東京)が3連覇を狙った駒大苫小牧南北海道)に4−3で競り勝ち、深紅の優勝旗を手にした。
 早実は1回、船橋の適時打で先制。2回には川西が適時二塁打を放ち、序盤で2点をリード。6、7回も1点ずつを加えた。斎藤は被安打6、13奪三振の力投で無四球完投。6回、駒苫の三谷にソロ本塁打を打たれ、土壇場の9回には中沢に今大会通算60号となる2点本塁打を浴びて1点差に迫られたが、冷静に後続を断ち、2日がかりの決勝を1人で投げ切った。
 駒苫のエース田中は、1回途中から前日と同じ救援で登板。最後まで投げて4安打3失点に抑えたが、3連覇の夢には一歩届かなかった。昨夏から続けてきた同校の公式戦連勝も48で止まった。 
時事通信) - 8月21日17時2分更新

早実の斎藤はスターの仲間入り。斎藤の実力は優勝に値する。
「早稲田」のブランドの力、知名度、人気は凄まじい。

マスコミの斎藤の注目の仕方は異常。スターを無理やり作ろうとするマスコミは非難する。
槍玉に挙げられる斎藤には酷く同情する。


駒苫をずっと応援していたので正直残念だが、早実の実力には感服。強い。

今でも再試合は信じられないが、早実駒苫の本物の強さも敬服する。
9回表の2ランホームランで1点差になるなど、ありうるけど、信じられない試合が続いた。

試合を観てて印象的だったのは、選手が楽しんでいることだ。
自分の実力に自信を持ち、それに肉迫する実力を持つ相手と全力で戦うことが出来る
喜びが試合中にこぼれる笑みから感じる。
選手ひとりひとりが活き活きしている。自分から楽しんで野球をしているのだ。

また、両監督のコメントも好感が持てる。
相手に敬意を表し、率直な気持ちを発し、的確な支持を送り、チームを率いていた。

昔の野球にありがちな根性のみで戦うのではない。必要なのは自信だ。

ピンチのとき、早実がマウンドに集まり、目を瞑り心落ち着かせる姿も失いかけた自信を取り戻す行為だ。
今回あまり観られなかったが、駒苫がマウンドで皆が人差し指を空に掲げる姿も自信をつける行為だ。

名試合を観ることができた。

お疲れ様。本当に楽しい試合だった。おめでとう。