『マリー・アントワネット』

『マリー・アントワネット』
ソフィア・コッポラ作品。

史実ではなく、ひとりの「女性」としてのマリー・アントワネットを描く。
全篇に渡るのはマリー・アントワネットの切なさ。
華やかでも、楽しくても、優雅でも、喜んでも、切ないのだ。

豪華なセット(ヴェルサイユ宮殿使用)、色彩豊かなファッション、豊富なケーキとアルコール、そしてポップなメロディ。これらは切なさを忘れるためだけにあるように思える。

女性がより理解できる感情だろう。
歴史を照らし合わせると、切なさが増幅する。

Marie