『それでもボクはやってない』

『それでもボクはやってない』
周防正行作品。

キタ。
今年最高の作品。
心にダイレクトに響く重さを強く感じる。

「真実」ではなく「現実」を忠実に描く。
主人公に十分すぎるほど感情移入してしまい、上映後しばらく立ち上がれなかったほど。「男性」として、ごくまれな可能性があるということに恐怖を感じた。

自分だったらどうするのか?

裁判は非常に身近であるのもかかわらず、我々自ら遠ざけていないのかという自己反省を感じる。それとともに、遠ざけているところで、おかしなことがまかり通っている。
どちらも今の現状だ。
おかしいことはおかしいんだ。
この強烈なメッセージを受け取った。
多くの方に観ていただき、監督のメッセージに耳を傾けて、変えていくのだ。
法曹が変わることは、「真実」が「現実」になり、ひいては自分の利益となるだろう。
Soreboku