『手紙』

『手紙』
生野慈朗作品。

正直敬遠していた。
観たら、とてもいい作品だった。
手紙を通じて始まり、手紙でつながって、手紙で別れていく。
どの立場の人にも同情できる稀有な物語だ。
原作が素晴らしいのだろう。

一つ問題を解決したと思ったら、新たに問題が発生する。
それは以前と同じようなものでもあるし、全く経験したことの無い問題もある。
決して問題は解決したわけではないのだけれども、希望が見えた。

なんで漫才なのかと思ったが、そういう意味があったのかと後で判明する。
兄貴の涙にこちらも感情が動く。


雑感としては、山田孝之はどうしてあんな影のある人物ばかり演じるのか。
あと、漫才が意外と様になっていた。話しぶりは漫才そのものだ。
フッキー(吹石一恵)のあのときの言葉が聞きたい。

Tegami