『ビューティフル・マインド A Beautiful Mind』
『ビューティフル・マインド A Beautiful Mind』
ロン・ハワード作品。
意外にも感動してしまった。
ラストまでずっとフィクションだと思っていたのが、実在の人物の物語だとわかり、そのことに自分自身が驚いてしまった。
名前だけは聞いたことのある、ナッシュ均衡のジョン・ナッシュだとは。
途中の中途半端なカーアクションあたりで正直、メチャクチャなストーリーだなと観るのをやめようかと思ったところで、物語が急展開。チープなアクションが、物語に深みを加えていたのだ。
天才数学者の苦悩は解る訳もない。
しかし、天才であるがゆえに、どんなことでも解けてしまうのではないかという思い込みと自信。はたまた、問題が解けないことへの苦痛、天才の発想に周囲が理解できない寂しさを感じるのではないか、と勝手に想像してみる。
天才ゆえの発想がついに受け入れられることになるのは感動的だ。
天才だって楽じゃない、というのは不謹慎だがホッとしてしまう。