『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
松岡錠司作品。

リリーの方。エンドロール観ていたら、脚本が松尾スズキだ。
原作を1年前読んだが、忠実にその世界を再現しているように感じ、観終えた後と、読後感はそっくりだった。(特に、「ボク」と「オカン」の最期の家は、自分が想像していたものと瓜二つで驚いたのだ。)
実際に泣かなかったが、「泣ける」作品。
所々ですすり泣きが聞こえた。

原作はノンフィクションでリアルそのものなので、映画として迫力は欠ける。
しかし、それを埋めて余りある俳優陣が素晴しい。「オカン」こと樹木希林が完璧。病の苦しみようは鬼気迫るものだった。

配給は日テレ。
アカデミー賞(日本の)決まりだな。
Obto