『モダン・タイムス Modern Times』

Modern

『モダン・タイムス Modern Times』を観る。
傑作。

機械文明社会を痛烈に批判し、不景気の時代をリアルに映すとともに明るさを笑いを忘れない。
今、生きている瞬間で徹底して楽しく遊び、苦難の中でも活き活きと過ごす。
たとえ困難があってもまた、新たな希望を求め、立ち上がり、一歩を踏み出すのだ。
でも実際(モダン・タイムス)ではそう簡単に希望はつかめないと示唆しつつ終わる。

ドタバタは痛快。楽し。閉店後のデパートに忍び込んでのスケートは本当にヒヤヒヤした。

公開時、チャップリンは47歳。年譜を見て、驚く。その歳であの動きは衝撃だ。

また、チャップリンの映画は今あるコントのテキストだ。

映画では、チャップリンの紳士的な姿が優しさと、品格を生み出す。
どんな状況でも帽子を片手に挨拶する様が好きだ。